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【Liqueur】リキュールについて「種類や由来、値段、おすすめを解説!」

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【最終更新日】2020/4/21

リキュールとは

スピリッツ(蒸留酒)に果実や花、香草などの香味を移したお酒のことです。

砂糖など甘味が添加されることもあります。カクテルやお菓子にも使われたりしますね!

梅酒なんてものもリキュールに分類されます^^ 

「リキュール」という言葉の語源としては、諸説ありますが、「ラテン語で「液体」を意味する「リクオル (liquor)」が古代フランス語の「リキュール (licur)」となり、現在のつづり(liqueur)となった」と言われています。

またドイツやイタリアなど各国の言語においても、発音の揺れはあるものの、「リケファケレ」「リクオル」を語源とし、これが訛ったものであるとも言われています。 

そんなリキュールは原料によって4つに大別することができます。

それぞれにどんなリキュールがあるのか、どんな特徴があるのか理解しておけばリキュール選びも楽しくなること間違いなしです。

それではリキュールの種類や代表的なリキュールについて紹介してきます。 

リキュール4つの分類

1、香草、薬草系

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香草、薬草、スパイスの類を主原料とするリキュール。中世に薬としての役目を担っていたいわゆる修道院系と呼ばれるリキュールの大部分はここに属します。

レシピが非公開であるもの、100以上の原材料を配合しているものもある。果実や種子を主原料としたリキュールでも、アクセントや隠し味として少量の香草類が使われている場合がほとんどである。

CAMPARI(カンパリ)

薬草系リキュールと言えばカンパリ!なんて方も多いのでは?

原産国イタリア/ビターオレンジの果皮を主原料に、30種類以上のハーブを用いています。程よい苦味と爽やかな甘さで人気です。

カンパリとは人名です。ファミリーネームですね。カンパリさんが作ったのでカンパリです。

カンパーレは「野原の」という意味があります。

Chartreuse(シャルトリューズ) ヴェール

シャルトリューズは「リキュールの女王」と呼ばれています。

エリクサーという不死の薬、万能薬と呼ばれる一種であり、フランスを代表するリキュールのひとつです。ヴェールはスパイシーでハーブの香りが豊かです。度数も55度とパンチがあります。

Chartreuse(シャルトリューズ) ジョーヌ

シャルトリューズは大きく分けて、ヴェールとこちらのジョーヌの二つに分けられます。

緑と黄色です。その色通り緑はハーブ系、黄色は蜂蜜ぽさが出ています。

コカレロは南米古来のハーブ酒。アンデス山脈、コカの葉の生産者コカレロさんから名前がきているみたいです。

今ならamazonさんで購入するとロゴの入ったボムグラスが2個ももらえるみたいですよ(*_*)

ドイツ版の「養命酒」です。56種類の生薬やフルーツ、草根木皮から作られています。

イエーガーマイスターというのは、「狩人の守護聖人」を意味しています。

SUZU(スーズ)

ピカソが愛したお酒として有名です。

スーズには消化を促進する効果があるといわれており、フランスでは食前酒としてよく飲まれています。

終売になったという噂も出ています。

Unicum(ウニクム)

ハンガリーでは知らない人はいないという国民酒です。1790年に胃腸の弱い当時の国王のために作られた薬草酒です。

そして国王が気に入りこれは「特別」だ!と言ったそうです。ラテン語「ウニクム」は「特別」という意味を持ちます。

レシピは1790年から、一切変わっておらず、そして門外不出となっています。

Fernet branca(フェルネット・ブランカ)

原産地はイタリアで、150年以上長きに渡りビターリキュールの代名詞としてヨーロッパやアメリカで親しまれています。

世界一苦い酒とも言われています。

2、果実系

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果実の果肉・果皮・果汁を主原料とするリキュール。製造の歴史はまだ浅いですが、近代では製造量や種類は最も多いです。

嗜好品としての要素が強いリキュールであり、カクテルや製菓に利用される。また風味が穏やかで親しみやすく、ストレートあるいはソーダ割りなどの手軽な方法での飲用に向く種類でもあります。 

Cointreau(コアントロー)

なかなか初めてでコアントローとは読めないですよね^^;

オレンジ、キュラソーのフランス産のリキュールです。

コアントロー兄弟が作ったのでコアントローという名前が付けられています。

カクテルのベースとして多く使われていますね。

カクテル作りの勉強したいという方、何から買ったらいいか分からない方コアントローから揃えていくのもいいと思います。

Grand Marnier(グラン・マルニエ・コルドンルージュ)

こちらはコニャック(ブランデー)にオレンジをつけたものです。

コルドンルージュとは赤いリボンを意味します。

マルニエは人名みたいですね。

LEJAY Crème de Cassis(ルジェ・クレーム・ド・カシス)

見たことある方多いのでは?

カシオレなどに使われているリキュールです。

ルジェは1841年〜フランス生まれのフルーツブランドメーカーです。

このカシスリキュールの出始めはほぼ薬草系のリキュールだったため、果実を使ったリキュールといい物珍しかったといいます。

LEJAY Crème de PECHE (ルジェ、クリーム ド ぺシェ)

こちらも上と同じルジェさんのピーチリキュールです。

ファジーネーブルなどに使われていますね。

ペシェ とはフランス語で「桃」のことです。

ルジェはその他にもストロベリー、フランボワーズ、グリーンアップルなど様々な種類があるので他のラインナップはこちらをご参照ください。

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DITA(ディタ)

世界で初めて作られたライチのリキュール。

本来は SOHO(ソーホー)という名称であり、日本以外ではその名で販売されています。

日本市場では商標問題からDITAに変更されました。

なので海外ではDITAと言ってもほとんど通用しないでしょう。

PARAISO(パライソ)

原産国はフランス。1980年代より販売しているライチ・リキュールです。

「パライソ」はスペイン語もしくはポルトガル語で"楽園"という意味です。

 PASSOA(パッソア)

パッソアは、世界で初めてのパッションフルーツ・リキュール。

ブラジル産の品質のよいイエロー・パッションフルーツ類です。

甘さとほろ苦さを持っています。綺麗な色をしているため、カクテルに使うととてもそれっぽく、おしゃれにも見えます^^

MALIBU(マリブ)

マリブは、1980年にイギリスで開発されたリキュールです。

ココナッツの香味を使っているリキュールです。

「マリブ」という命名は、アメリカ、カリフォルニア州にあるマリブ から名づけられたと言います。

BOLS(ボルス)ブルーキュラソー

そもそもキュラソー (curaçao) とは、中性スピリッツやブランデーに、オレンジの果皮の香味成分と、糖分を加えたリキュールです。

キュラソーという島がオランダにあり、そこのオレンジを使っていることからキュラソーと名付けられています。

有名なものはホワイト・キュラソーのコアントローと、オレンジ・キュラソーのグランマルニエである。

そしてこのブルーキュラソーと言われるボルスのリキュールです。

ブルーとかレッドとかあるのですがそれはホワイトキュラソーに着色したものと思ってください。

BARなどよく行かれる方はBOLSのボトル見たことあると思います。

こちらもたくさんの種類があります。

他のラインナップはこちらにリンク載せておきますので見て見てください^^

ボルス ラインナップ(楽天市場)

ボルス ラインナップ(amazon)

結構色々と種類があって面白いですよ!  

3、ナッツ、種子系

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果実の種子や豆類を用いたリキュール。

コーヒー豆のように焙煎された材料が使われるものもある。

重厚な風味と甘味を備えたものが多く、製菓や食後酒に向くと言われます。

カルーアコーヒー

香り高いコーヒーの焙煎具合が絶妙でバニラ風味もバランスよくのっており、世界中で人気を集めているブランド。

カルーアミルク等のベースのリキュールです。

DISARONNO(ディサローノ)

杏子の核からの抽出オイルが主原料。アマレットという酒を最初に作った会社のもの。

元祖らしいバランスのよい風味。

女性に人気のリキュールですね。

アマレットジンジャーなどに使われているのも主にはこちらになります。

FRANGELICO(フランジェリコ) 

イタリアのピエモンテ州というところで収穫された天然のヘーゼルナッツを原料としたリキュールです。
このリキュールの起源は、伝説の僧侶フランジェリコが、17世紀に山深いポー川のほとりで造ったヘーゼルナッツの酒だと言われています。

GODIVA(ゴディバ)

あのゴディバからもリキュールが出ているのです。

深みのある芳醇なチョコレートの風味と滑らかな口あたりは、ストレートでも他の素材とミックスしてカクテルとしてもお楽めます。

牛乳と合わせて甘く、デザートぽくカクテルを作ることもできます。

こちらも女性に人気ですね。

4、その他

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技術の発達に伴い製造されるようになった、比較的新しいリキュール。

卵やクリーム、ヨーグルトといった、タンパク質や脂肪分を多く含む材料を使ったものが代表的です。

 Tiffin(ティフィン)

世界三大紅茶、ダージリンを使ったリキュールです。

古典英語の「TEA(ティー)」と「MUFFIN(マフィン)」を組み合せたもので、お茶とケーキを意味しています。

ダージリンクーラなどというカクテルのベースですね。

 Yogurito(ヨーグリート)

ヨーグリートとは、オランダで生産されているリキュールの銘柄である。

名前の通り、プレーン・ヨーグルトのフレーバーを持ち、主に女性を中心に人気があります。

まとめ

いかがだったでしょうか??

かなり長くなってしまいましたが、

これだけ知っていれば小洒落たレストランやBarなど行った際にも困らないでしょう!

サクッとカテゴリー別に代表的なリキュールを何本か紹介させていただきました。

本当にお酒は種類が多い!リキュールも多すぎて全部は紹介できませんが、色々見ながらこれはこういうリキュールなんだと勉強していくのも楽しいと思います。

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リキュールと調べ見ているだけでこれだけの種類がありますからね・・・。笑

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